11月27日(水)
4年生 総合的な学習「ふくしについて学ぼう」②
車いす体験 と 手話体験
4年生は,先週に引き続き,福祉について学習しました。
この日は,社会福祉協議会の方,浅口市手話サークル「青い鳥」の方が来てくださいました。
授業の初めに,「福祉」という漢字は「福」」も「祉」も,「しあわせ」という意味をもつ漢字で,障害のある方や高齢の方にとっても,みんなにとっても大切なのだという話をしてくださいました。
車いす体験では,段差や坂道の移動,エレベーターのボタンを押すことなどを想定して,実際に介助をしました。
「ブレーキをかけますよ」「右に曲がります」「前のタイヤが上がりますよ」「向きを変えますよ」など,声をかけて相手に知らせながら介助することを教わりました。
【エレベーターボタン押しの介助】
【坂道を下るときの介助】(坂道を下るときは後ろ向きで)
【段差移動の介助】
介助体験,介助による移動体験の後は,自走体験です。
車いすで左右に移動する方法を教えていただき,実際にコーンをジグザグに移動してみました。
初めてだけど,だんだんと上手に方向を変えて移動できるようになりました。
白杖を使って,点字ブロックを頼りに移動する体験もしました。
先週の総合の学習を思い出しながら体験しました。
体育館での学習後,教室で手話の学習をしました。
手話サークル「青い鳥」の方から,ありがとうやごめんなさいなどを伝える手話をたくさん教えていただきました。
「私の名前は●●です。よろしくお願いします」と手話で自己紹介ができるように,一人一人に丁寧に教えてくださいました。
全員が,手話で自己紹介ができるようになりました。
授業の最後に,社会福祉協議会の方が,「聴覚に障害がある方も私たちと何も変わりません。困ることはみんなより多いかもしれないけど,みんなと同じように生活しています。困っている人を助けることがバリアフリーです。助けてくれる人がいたら安心して過ごせます」という話をしてくださいました。
【子どもたちの感想】
◆手話を教わって,家で自己紹介をして,もうすっかり覚えられてよかったです。
◆手話では,「助けて」や「にげる」を教わって,その次の日には手話で話すようになったけど,でもまだ,ぜんぜん知らないので勉強してじょうずになりたいです。
◆もし,困っている人がいて,「助けて」と手話でしていたら,少しでも力になれたらいいなと思います。
4年生は,2週にわたり,地域の方から体験を通じて福祉について学ぶことができました。
これから,学習したことをまとめていきます。
これまでの学習を振り返りながら自分の考えを整理し,友達と考えを交流することで,共生(共に生きること)について,考えを深めてほしいと思います。